ブルース・リー、空手バカ一代・・・カンフー&空手ブームが勃発!
われわれ昭和ヤング時代をすごした者にとっては、忘れがたいブームがいくつかありますよね。
代表的なものを挙げれば、トレーナーを裏返しに着るとか。←そこまでブームじゃなかった
そんな中で、宇宙戦艦ヤマト・ブーム、声優ブーム、アニメブーム、リバイバルブームとともに、
カンフー&空手ブーム
なんかもあったんですよね~。
#ブルース・リー #燃えよドラゴン
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「アメリカからやってきた」シーモンキーを凌駕する(←シーモンキーはそこまで流行ってない)カンフーブームに、そりゃも~大騒ぎでしたよねえ。
で、同時期に少年マガジンで連載されていた梶原一騎氏原作『空手バカ一代』(1971~1977年連載)およびそれを原作とするアニメ(1973年放送)もあって、一大「カンフー&空手」ブームが起きたわけなんですよ~。
#空手バカ一代
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いやぁ、みんな、シーモンキーそっちのけの「カンフー&空手」ブームでした。←シーモンキーはそんなに流行ってないって
“和製ドラゴン” 倉田保昭!空前の「空手ブーム」に登場!
そんな、空手ブームの中、颯爽と登場したのが、和製ドラゴンこと
倉田保昭さん
だったんですよね~。
倉田さんはなにもブームに便乗して登場したわけでなく、すでに香港でアクション俳優としてご活躍で、その倉田さんが凱旋帰国されたというわけなんです。
#倉田保昭 #闘えドラゴン
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その凱旋帰国直後の倉田さんが主役を務めたのが、テレビ番組『闘え!ドラゴン』(1974年放送)だったんですよね~。
『闘え!ドラゴン』主題歌は、子門真人さんです♪
— タメゴロー(恒点観測員341号) (@tamegoro_showa) November 8, 2021
すでにブルース・リー映画で「空手」(当時はブルース・リーのカンフーも「空手」の扱いでした)に魅せられてた私。
倉田さんの空手アクションにゾッコンになったのはいうまでもありません。
千葉真一さんのJAC(ジャパンアクションクラブ)出身のアクション女優・志穂美悦子さんの『女必殺拳』シリーズ等映画にも出演された倉田さんですが、当時中学生の私は、もっぱら『闘え!ドラゴン』でした~。
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“和製ブルース・リー” 倉田保昭『闘え!ドラゴン』の興奮!
その『闘え!ドラゴン』ですが、とにかく倉田さんのキレのある、スピード感あふれる空手アクションに魅せられましたね~。
ハッキリ申して、倉田さんの動きは、もう「これぞ空手」という感じで。
#倉田保昭 #闘えドラゴン
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当時は柔道小説・映画・テレビ番組の影響か、まだ「柔道=善玉・空手=悪玉」のような図式が巷に残っていたように思うんですが。
ブルースと倉田さんのアクションは、まさにそれを払拭して余りあるものでしたし、「ノンフィクション」を謳った『空手バカ一代』で描かれる空手家の求道者的なイメージも相まって、空手への憧れを一気に膨らませてくれました~。
ブルースと倉田さんは、本物の武術家で、なおかつ「魅せるアクション」ができる稀有な俳優さんではないでしょうか。
マスクも男前ですしねえ。
かっこいっす♪
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倉田保昭『Gメン’75』”香港編”! ヤン・スエ(ヤン・スー)と死闘!
その倉田さんが『バーディー大作戦』(1974~75年放送)にも出演されてるのを知り、これも夢中で見たもんです。
『バーディー大作戦』は、丹波哲郎さん主演の探偵モノでして、倉田さんは「バーディー探偵局」のメンバーであり、その名も「ドラゴン」。
— タメゴロー(恒点観測員341号) (@tamegoro_showa) November 8, 2021
私としては、倉田さんの空手アクション見たさに『バーディー大作戦』を見ていたようなものでしたね~(倉田さんの空手アクションは、マジで素晴らしいです。空手もアクションも本物です)。
で、倉田さんは『バーディー大作戦』(昭和はやたらと「大作戦」が多かったな ^^;)の後番組『Gメン’75』の初代メンバー(草野泰明刑事)としても活躍されまして。
#倉田保昭 #Gメン
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もちろん倉田さんの空手アクション目当てに『Gメン』も見ましたが・・・
— タメゴロー(恒点観測員341号) (@tamegoro_showa) November 8, 2021
『Gメン』ではハードなドラマ展開に主眼が置かれ、倉田さんの空手アクションも抑え気味になってしまったんですよね~。
そんな私が楽しみだったのは、なんといっても『Gメン』の「Gメンvs香港カラテ」のエピソードでして(まあ、カラテじゃないんですけどね、カンフーは ^^;)。
#ヤンスエ #ヤンスー
引用元:https://t.co/HjUDnMegIJ pic.twitter.com/J63GfsS8uO— タメゴロー(恒点観測員341号) (@tamegoro_showa) October 18, 2021
「香港カラテ編」は、『Gメン』の香港ロケ編ということで、シリーズ中何度かフィーチャーされた特別編で、かなり人気だったんですよね~。
この「香港カラテ編」では、Gメンの敵役は、『燃えよドラゴン』『闘え!ドラゴン』にも出演している、筋肉ムキムキの悪役ヤン・スエ(ヤン・スー)さんで。
毎回最後に死んでるのに、「あれは俺の兄貴だ。兄貴の敵を討つ」「あれは弟だ」みたいに毎回登場していたのが語り草ですね。
ヤン・スエさんご自身も、出演依頼がある度に、友人でもある倉田さんに「俺、この前死んだんだけど?(苦笑)」のようにおっしゃってたとか。^^;
このへんの昭和のアバウトさが実に好きなんですけどもねえ。
ハードボイルドがウリだった『Gメン』でさえそれですからね。
さすが、『赤影』の東映さんですねえ。好きですわ~。^^
現在の倉田保昭さんは、倉田プロモーションを運営!
その「香港カラテ編」の撮影では、倉田さんは出演者としてだけでなく、現地スタッフとの折衝、アクション監督、現地での宿泊や食事の手配まで一手に引き受けておられたようで、これはたいへんなことですよねえ。
やがて倉田さんはご自身の希望で『Gメン』を降板され、再び香港映画でご活躍されるように。
現在は、ご自身の会社「倉田プロモーション」で、映画製作や後進の指導に当たるほか、「創武館」(いい名前ですね^^)という空手道場も併設、香港に恩返ししたいとの思いから、創武館の香港支部も設立されたそうです。
下は、倉田さんがGメンの撮影秘話を語ってくださっているYouTube動画です。
Gメンメンバーの裏話、香港カラテ編のお話も楽しいっす。
倉田さんて、結構アナーキーな感じでユーモアある方なんですねえ。
どこかいたずらっ子っこのような。^^
#倉田保昭 #Gメンhttps://t.co/Mhbt8BzKIL
— タメゴロー(恒点観測員341号) (@tamegoro_showa) October 18, 2021
#倉田保昭 #Gメンhttps://t.co/JkAQhRYmKz
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いや~、それにしても倉田さん、お若いですねえ。
千葉真一さんは、先だって惜しくも他界されてしまわれたのが残念です。
倉田さんには、これからもぜひぜひお元気でご活躍いただきたいと思っております。
というわけで、昭和の熱き「空手ブーム」と、その立役者のお一人といえるアクション俳優・倉田保昭さんのお話でした!
香港行きたくなった。
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次回もまた、モア・ベターよ♪
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