【金曜パック】は、【深夜放送ブーム】の中で燦然と輝いていた!
深夜放送のラジオは、1970年代から80年代前半くらいにかけてブームだったと思うんですけどね。
私のまわりの連中は、たいていニッポン放送の『オールナイトニッポン』または文化放送の『セイ!ヤング』(泣かせるタイトルだなあ、これも。「ヤング」ですよ!)を聴いてる、といってました。
私はといえば、そのラインでいうなら、TBSラジオの
『パックインミュージック』
でした。
『パックインミュージック』の中でも、金曜日の通称『ナチチャコパック』がお気に入りでした。
声優の野沢那智さんと白石冬美さんがパーソナリティーで、『金曜パック』とか『金パ』とも呼ばれてましたね。
パックインミュージックは、それぞれ曜日によって違うパーソナリティーが担当で。
私が聴いていた頃は、火曜から土曜まで、深夜1:00~3:00の放送でしたね。
私はなぜか、金曜パックがテイストに合いました。

そういう人も多いんじゃないでしょうかね~。
【野沢那智&白石冬美】は永遠の名コンビ!
オープニングの
「TBSラジオ954キロヘルツ。パックインミュージック」
の明るい女声タイトルコールまで、耳に蘇りますね。
どういう経緯で聴き始めたのかは、パックインミュージックに関しては記憶にないんですよね。
気が付いたら聴いてたという。
誰かが聴いてたとか勧められたわけじゃないんですけど。
「え~、ごきげんいかがでございますか? 野沢那智です」
「チャコこと、白石冬美です」…
金曜パックは、野沢さんと白石さん、お二人の声で陽気にはじまる番組でしたね。

金曜パックは、とにかく野沢さんと白石さんのおしゃべりやリスナーからのお便りが、楽しかったですねえ。
家族が寝静まったあと、自分の部屋で、机の上に開いた参考書そっちのけで、一人で抱腹絶倒してた記憶があります。
内容も、硬軟さまざまで。
メチャクチャおバカな話題で大笑いもすれば、シリアスな、考えさせられるような話題までね。
たぶん、今だったら、そういうシリアスな話題はリスナーから敬遠されかねないし、そういう番組自体成立しないかもですねえ。
作り手と聴き手の信頼関係あればこその番組だったのかも、という気もします。

作り手と聴き手の距離が、今よりずっと近かったのかもしれませんね!
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