赤塚不二夫【まんが入門】
誰でもかはわかりませんけど、漫画家に憧れる時期ってありませんでした?
私は小学生のときにあったんですよね、それが。
もともと絵を描くのは好きでしたから。
でも、どう描いたらいいのかぜんぜんわからない。
とにかく、今ならネットですぐわかる情報を入手するのがたいへんでしたよね、当時は。
そんなときに手を差し伸べてくれたのが、小学館の『入門百科シリーズ』の一冊、
赤塚不二夫さんによる
『まんが入門』
だったんですよね~。
赤塚不二夫【まんが入門】を見て、文房具屋で買いそろえた漫画道具
その赤塚不二夫さんの『まんが入門』を本屋さんで偶然見つけて、手に入れて。
ああ~懐かしいな、昭和の本屋さん。
しかもあの、昭和世代には劇的に懐かしい『小学館 入門百科シリーズ』のひとつですよ! 楽天ブックスで見る→小学館入門百科シリーズ
この赤塚不二夫さんの『まんが入門』では、漫画に使う道具とかが丁寧に解説されていて、いろんな疑問が一気に氷解する思いがしたのを覚えています。
それで、さっそく町の大きめの文房具屋さん(ローカルで恐縮ですが、目白の「マコトヤ」さんでした)に出かけて、必要な道具を買いそろえて。
漫画のいいところは、それほど特殊な道具が要らなくて、文房具屋さんで買いそろえられる道具で描けるところでしたね。
しかも、小遣いのうちで何とか買えるものでした。
もちろん、道具の中には高価なものもありますけど、なくてもなんとか描けますからね。
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【つけペン】を知らないところから始まった漫画制作
なにしろ、今は「漫画の描き方」もネット上にあふれてて、高度なテクニックも含めて、いくらでも情報が得られますけど、当時は情報ソースが今では信じられないほど限られてましたからねえ。
それだけに、「知ったときの喜び」は今より大きかったかもしれませんけどね。情報が単なる「使い捨て」じゃなかったというか。
私が小学生当時は、「マンガを描く」っていうのも、とにかく全然情報がなくて(少なくとも私の周辺には)、最初は鉛筆でわら半紙に描くのが関の山で。
で、「漫画家はペンで描く」っていう情報をどこからか入手して、「そうか」とボールペンで描き始めて。^^;
「ペン」っていうのが、「つけペン」のことだとはわからなかったんですね。
だから、たぶん手近にあったんでしょうけど、
青のボールペン
でガシガシ描いたんですよね、たしか、最初。
筆圧で、粗悪なわら半紙が破れたりしながら。(笑)
青は印刷に出ないというのは、あとになって知りましたけど・・・
よりにもよってねえ。^^;
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