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昭和キッズの晩御飯前は【アニメの時間】だった!
われわれ昭和世代が子供のころと言えば、夕方5時ごろからの晩御飯前の時間帯は、
アニメ
の再放送の時間でしたよね~。
前々回の記事に書いたように、当時はアニメとさえ呼ばれてなかったんですけどね。

で、DVDやビデオすら当時は存在しませんでしたから、再放送は貴重でしたよね~。
『宇宙戦艦ヤマト』(1974放送)や『機動戦士ガンダム』(1979~80放送)の人気も、その再放送から火が付いたわけですしねえ。
で、われわれ昭和キッズの時代は、なにかにつけて海外作品(吹き替え)が多かったんですよね~。
アニメも実写も。
もともとは、まだ国産番組が少なかったので導入された経緯があるようですけども。
そんな中、『トムとジェリー』を含むハンナ・バーベラの海外アニメ作品たちが、われわれ昭和キッズを楽しませてくれたんですよね~。

特に『トムとジェリー』なんかは、そのスラップステイック・ギャグに腹をかかえて笑ったもんでした~。
テレビ東京【まんがのくに】は、海外アニメの宝庫だった!
で、当時、東京12チャンネル(現・テレビ東京)で毎日放送していた
『まんがのくに』
という時間枠があってですね~。

『まんがのくに』では、もっぱら海外アニメをやっていたんですよね。
『まんがのくに』を改めてWikipediaで見てみると、もともとは月曜から土曜までの18:45から15分、のちに30分の枠だったんですね~。
で、1967年から80年までやっていたようです。
長くやってたんですね~。
『まんがのくに』というタイトルからして、「アニメ」じゃなくて「まんが」って謳ってるのが、当時アニメがどう認識されてたかを物語ってますよねえ。

アニメのラインナップも実に豊富でした。
『ポパイ』も、この『まんがのくに』の時間枠でも放送していたんですね~。
『かわいい魔女サブリナ』や『大魔王シャザーン』、『少年シンドバッド』などなど、元昭和キッズのみなさんそれぞれのお気に入りアニメがあったんじゃないでしょうかねえ。
昭和当時、『少年シンドバッド』に出てくる「マジックベルト」が注目の的だった気がします~。
「強くなるベルト」っていうのは、仮面ライダーの「変身ベルト」にも通じるものがありますね~。
下の商品のように、『サブリナ』や『シャザーン』は、本国版(英語)が入手可能だったりするようです。

当時の日本語バージョンも復活が望まれるんじゃないでしょうかね~。
ブラック魔王とケンケンが人気だった【チキチキマシン猛レース】!
『まんがのくに』では、いろんな海外アニメ作品が放送されてたんですけど、
『チキチキマシン猛レース』
『スカイキッドブラック魔王』
は有名ですよね。

どこまで一般的に有名かはわかりませんけど。(笑)
ハンナ・バーベラ作品『チキチキマシン猛レース』で人気だったキャラクター「ブラック魔王」と犬の「ケンケン」がスピンオフで主演した作品が『スカイキッドブラック魔王』だったようです~。
『チキチキマシン猛レース』からは、『ペネロッピー絶体絶命』もスピンオフとしてつくられたようですが、残念ながら覚えてないんですよね~。
とにかく、憎めない悪役の「ブラック魔王」が実にインパクトありましたよね~。
大塚周夫(ちかお)さんの名調子のお声とともに。
ブラック魔王の相棒である「ケンケン」っていう、なにかっていうと人を小馬鹿にしたような憎たらしい忍び笑いをする犬もいて(下の商品リンクにいます)。

改めて調べると、この作品には、野沢那智さんも声の出演をされてるんですねえ。
オリジナルを凌駕した!?【日本語版】海外アニメの醍醐味!
このころの海外アニメのなにがすごいかというと、
オリジナルを無視した「日本語版」
にその真骨頂があるんじゃないかと個人的には思うんですけども。^^

『チキチキマシン猛レース』なんていう番組タイトルも含めて、「ブラック魔王」とか「ケンケン」ですからね。^^
『チキチキマシン猛レース』の歌もすごくてですね(下は青空さんのツイートより)。
「チキチキマシン猛レース」
ナレ:野沢那智/ 歌:ケーシー浅沼
作詞:水野礼子/作編曲:橋場清@retoro_mode pic.twitter.com/IKKgwgRwHV— 青空 (@lrigykseulb) October 12, 2022
『スカイキッドブラック魔王』には、大塚周夫さんが歌う歌があってですね~(↓↓↓)。
「えらいこっちゃ、えらいこっちゃ」「シャバダバ シャバダバ」とか・・・
— タメゴロー(恒点観測員341号) (@tamegoro_showa) September 26, 2021

も~完全にオリジナルから逸脱してて、カッ飛んでるんですよねえ。^^
『幽霊城のドボチョン一家』(原題は『Groovie Goolies』で、「イカした石ころたち」?)に至っては、もう何をかいわんやですよね~。
しかも、このアニメでは、ドラキュラの声を南利明さんが演じてられて、名古屋弁で「~でヨ」が口癖ですからねえ。^^;
引用元:https://t.co/W1yCSlpz8J pic.twitter.com/NWwyc2W2xA
— タメゴロー(恒点観測員341号) (@tamegoro_showa) September 26, 2021
このへんは、もうハチャメチャでしたよね~。^^;
まあ~、それくらい「日本語版」のオリジナリティーが高かったっていうことですよね。
今は日本でも知名度が高い『ファンタスティック・フォー』も、当時は『宇宙忍者ゴームズ』というタイトルで放映されてたんですねえ。
この『ゴームズ』でも、「ザ・シング」(当時のアニメでは何という名前だったのか・・・)の口癖が「ムッシュムラムラ」だったんですよね~。

声優さんたちも、それぞれの持ち味を生かした個性的なキャラづくりをなさってましたね。
アッパレというレベルで、日本語版の独自性がありました。
前にも書きましたけど、昭和当時はなにしろ「海外」って、とお~いとお~い世界でしたしねえ。
特に「笑い」は文化的な違いがあるし、オリジナルに忠実に日本語版をつくっても、まずおもしろくなかったろうな~と思います。
だから、当時の日本語版制作サイドの英断と技量には敬意を表しますね~、私としては。^^
今からすると、かなり悪ノリっぽいとこもありましたけど(^^;)、「日本語バージョンだからこその魅力」が宿った面は、大きかったでしょうね~。
というわけで、昭和の懐かしい「海外アニメ」のお話でした!
当時の海外アニメも楽しめる『カートゥーン ネットワーク』は、スカパー!ほかで視聴できます♪

次回もまた、モア・ベターよ♪
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