
※画像はイメージです
【兼高かおる 世界の旅】海外が遠かった昭和時代
われわれ昭和世代が過ごした1960~70年代っていうと、まだ海外ってすごく遠かったですよね。
なにせ1ドル360円だった時代です~。
そんな中で、海外への目を開いてくれたものってのが、私の場合いくつかあってですね。
このブログの記事でいえば、
富山敬さんの『SONY BCLジョッキー』や、城達也さんの『JET STREAM』、または小林克也さんの『ベストヒットUSA』なんかがそうなんですよね~。
それと、私ら昭和世代は
1970年の大阪万博
っていう大イベントもありましたしね。


万博には日本中、そりゃも~大騒ぎだったわけで。
まさに「世界の国から こんにちは♪」の時代だったわけです~。
そんな昭和時代、私が小学生当時、テレビでよく観てたのが、
『兼高かおる 世界の旅』
だったんですよね~。

Wikipediaによれば、1959年から1990年まで続いた30年以上続いた長寿番組だったんですね~。

TBS(6チャンネル)で、日曜の朝やっていた30分番組でした。
異国情緒あふれる【兼高かおる 世界の旅】
日曜っていうと、私だけ家族より先に起きて、テレビつけてチャンネルをガチャガチャ回してると、いつもこの番組『兼高かおる 世界の旅』が目に留まった感じでした。
そう、チャンネルをガチャつかせるものだったですからね~、昭和当時のテレビって。

回しすぎてチャンネルが「スポッ」ととれてしまい、親に怒られたりとか、文字通り壮絶な「血みどろの戦い」だったわけです。←そこまで大袈裟じゃない
『兼高かおる 世界の旅』は、ジャーナリストの兼高かおるさんが世界中の国々(160か国とある)を旅して楽しくレポートするっていう番組だったんですけどもね。
兼高さんは当時、この番組のために、一年のほとんどが海外暮らしという状況だったようです~。
この『兼高かおる 世界の旅』も独特の雰囲気があって、実に個性的な番組でしたねえ。
「80日間世界一周」の音楽とともに、国際線の飛行機の映像がオープニングに使われてて、昭和の当時高かった海外への垣根が一気に低くなるような思いで観てました~。
#兼高かおる #世界の旅https://t.co/4kuGP8gjXV
— タメゴロー(恒点観測員341号) (@tamegoro_showa) September 20, 2021

とにかく、『兼高かおる 世界の旅』は、異国情緒に溢れた番組でしたね~。^^
【世界の旅】でディレクター~カメラマンすべてを兼ねた兼高さん
なにしろ、昭和当時は今では想像もつかないほど、情報も少なかったですからね。
『兼高かおる 世界の旅』で、はじめて見る外国の景色に目を見張る感じでした~。
世界には、いろんな国があって、いろんな人たちがいて、いろんな言葉も文化もある。

でも、やっぱりみんな同じ「人間」なんだな~。
『兼高かおる 世界の旅』は、そんなことを思わせてくれた番組でもありました。
兼高かおるさんは、この番組で、ディレクター、プロデューサー、レポーター、ナレーター、そして時にはカメラマンすべてを兼ねたらしいですけどもねえ。
まさに八面六臂の大活躍というか、実に才能豊かな方だったんですね~。
兼高さんは、なにかエキゾチックなお顔立ちだなあ、とは思ってましたが、お父様がインドの方なんですね。

知りませんでした~。
芥川隆行さんとの掛け合いが楽しかった【兼高かおる 世界の旅】
『兼高かおる 世界の旅』では、現地で撮られた映像に、兼高さんの解説が付くんですよね。
アナウンサーでありナレーターの芥川隆行さんを聞き手にして。
いつも兼高さんと芥川さんお二人のお話(音声)が、海外で撮られた映像に重なる形でした。
シンプルな形式もよかったと思います~。

兼高さんと芥川さんとのやりとりが、また絶妙でしたね。
お二人の日本語が美しいんですよね、まずは。
兼高さんもご自分のことは「わたくし」ですしね。
兼高さんの「~ですのよ」という説明に、時折、芥川さんのボケが入って、兼高さんの「おほほほ・・・」って品の良い笑い声が入ったりしてました。
まさに昭和の、品のいい紳士淑女といった感じでしたかねえ。

長じるに従って、『兼高かおる 世界の旅』は段々と観なくなっちゃったんですけど、終わるって聞いたときは寂しく思いましたね~。
【兼高かおる 世界の旅】兼高さんから学んだ最後のメッセージ
兼高かおるさんのご本『わたくしが旅から学んだこと』(この記事の最後に商品リンクがあります)を少し前に読んだんですけどもね~。
当時のことがわかって、とても面白く読ませていただきました。
その中から、印象に残る兼高さんの言葉をひとつ。
「自分がやりたいと信じることは、きっとできる。
わたくしはあのころも、そして、今でもそう思っています。」
(兼高かおる『わたくしが旅から学んだこと』)
『兼高かおる 世界の旅』は、TBSチャンネルで配信されているそうです。
TBSチャンネル視聴は、スカパー!他で可能です。

【後記】コチラ↓↓↓は、兼高さんが愛したという麻布のカフェです。
なにやらよさげですので、行ってみられては!↓↓↓
というわけで、昭和の懐かしい海外旅行番組『兼高かおる 世界の旅』のお話でした。

次回もまた、モア・ベターよ♪
(【2019年1月記】兼高かおるさんは、2019年1月5日に90歳でご逝去なさいました。合掌)
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