【謎の円盤UFO 】シャドー・メカがリアルな昭和海外特撮SF番組!【2】

※画像はイメージです

【謎の円盤UFO】のミニチュア特撮は、高クォリティーだった!

もうね、土曜夜8時に、毎回固唾を飲んで、矢島正明さんのオープニングを観てたもんです。

 

タメゴロー
タメゴロー

夜8時からなんで、大抵風呂上りだったと思います~。

子どもだから、番組観たあと、すぐ寝れるように。(笑)

 

まあ、たしかにねえ、特撮シーンに、バンク・フィルムによる使い回しが多かった面は否めませんよ。

メカの発進シーンが、大抵いつも同じっていうのは、サンダーバードでもありましたよね。

 

宇宙人が地球人を操る話も、いささかパターン化してましたし。

ただね~、やっぱりミニチュア特撮のクオリティーはものすごく高くて、ちょっと本物としか思えないような場面も多々ありました。

 

 

スカイ1の空中での活躍場面とか、SHADOモービルの地上作戦場面とか。

SHADOモービルは、対UFO用のキャタピラ走行の装甲車で、ミニチュアとは思えない重量感がありましたね~。

 

 

タメゴロー
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いや~エキサイティングでしたねえ。

 

インターセプター出撃シーンに『サンダーバード』のテーマが!

なんで『サンダーバード』でおなじみのお家芸の人形劇(スーパー・マリオネーション)をやめてライブ・アクションになったのかっていえば、

  • スーパー・マリオネーションの人気が廃れた
  • よりリアリティを追求するためのライブ・アクション志向が制作サイドで高まった
  • スーパー・マリオネーションよりも低予算ですむ

ってとこなんでしょうかね~あくまでも私の推測ですけど。

 

 

当時、私の周りでよく話題になってたのが、SHADOの月面基地ムーンベースに配備されてる核ミサイルを搭載したインターセプターの出撃シーンで、毎回『サンダーバード』のテーマ曲(主題歌でなく、インストのテーマ曲)がかかるわけですよ。

 

タメゴロー
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「タンタカタ~ン タカタンタン タンタカタンタンタ~ン♪」と。

 

で、なんでか、と。

「サンダーバードちゃうやん。これ、UFOやん」(関西の人はいなかったけど)みたいなことで、なにかと取り沙汰されてたように思います。

 

私は、「UFOは、サンダーバードの会社が作ったんだな」とストレイカー司令官なみに沈着冷静に判断して楽しんでましたけどね。

実際合うし、あの音楽と。^^;

 

ただ、このサンダーバードからのテーマ曲流用ってのは、UFOの本国バージョンにはなくて、日本語版独自の(またしても)演出だと知ったのは、だいぶ後でした。

 

タメゴロー
タメゴロー

本国版の、サンダーバードのテーマが流れないインターセプター出撃シーンには、逆に違和感があったりします・・・。^^;

 

【謎の円盤UFO】は、キャスティングも魅力だった!

『謎の円盤UFO』は、エピソードが重苦しいんですよね、結構。

アメリカ作品みたいにアッケラカンとした爽快感は、皆無に等しいんじゃないですかねえ。

 

司令官も、地球防衛という重い任務を全うしようとする中で、家族が崩壊していったり。

リアルではありますけど、かなり悲惨なんですよね、話が。^^;

 

タメゴロー
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最終回でも宇宙人との攻防が続くことが暗示されるだけで、カタルシスに欠けますし・・・。

 

そのへんの救いのなさが嫌で、この番組を嫌うSF特撮ファンも多いって話も聞きましたけど、私は、ライブ・アクションのこの番組の方が、サンダーバードよりも印象的でしたねえ。

 

 

で、ストレイカー司令官(エド・ビショップ)、フリーマン大佐(ジョージ・シーウェル)、フォスター大佐(マイケル・ビリントン)、エリス中尉(ガブリエル・ドレイク)、レイク大佐(ワンダ・ベンサム)・・・といったキャスト陣も、とても魅力的だったと思います。

 

さらに、ストレイカー司令官の声は、あの広川太一郎さんですからね。

なんとなんと(広川調)。

 

私の記憶では、広川さんのお声とお名前をはじめて認識して覚えたのは、この番組だったように思います。

フリーマン大佐の声は、『ウルトラマン』のムラマツ・キャップ、『仮面ライダー』の立花藤兵衛を演じた小林昭二(あきじ)さんですしね~。

 

タメゴロー
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レイク大佐(上の画像参照)の小原乃梨子さんといい、日本語版配役もピッタリでしたね~。

 

【謎の円盤UFO】は、SF作品として優れていた!

『謎の円盤UFO』に登場する宇宙人は完全にヒューマノイドで、誘拐された地球人の臓器が移植されてるんですよね。

 

タメゴロー
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結局宇宙人の目的とかは明確には不明のままなんですが・・・

 

近年のDVDには日本語版で当時カットされてた部分が原語で収録されてまして。

その中で、宇宙人は精神生命体のような実体のない存在で、UFOでやってくるのは、誘拐され、宇宙人の精神を移植された地球人だ、みたいなことが語られてて、これはあっと驚くタメゴローでした。

 

実にSF作品として優れてたんだなあ、と改めて思いましたよ~。

それにしても、大人になって『UFO』観ると、エリス中尉(松島みのりさんのお声もまたいい!)のキャットスーツ姿には、特撮のみならず目が釘付けになること請け合いです~。^^;

 

 

タメゴロー
タメゴロー

というワケで、懐かしの昭和洋モノ特撮番組『謎の円盤UFO』のお話でした! 次回もまた、モア・ベターよ♪

 

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