【赤塚不二夫さん】の本3冊を読んだのだ!
赤塚不二夫さんといえば、われわれ昭和世代には忘れがたい、ギャグ漫画の巨匠ですよね~。
で、その赤塚不二夫さんについて書かれた本を最近読んだんですよね~。
一冊は、ご本人の自伝なんですけども。
- 『赤塚不二夫120%』(赤塚不二夫・著:小学館文庫)
- 『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』(武居俊樹・著:文春文庫)
- 『バカボンのパパよりバカなパパ』(赤塚りえ子・著:幻冬舎文庫)
の3冊なんですけどもね。
2番目のは、当時、赤塚さん担当だった「少年サンデー」の編集者さんが書いたもの。
当時赤塚さんの漫画にも登場した「武居記者」ですね~。
3番目のは、赤塚さんの娘さんが書かれたものです。
娘さんは、ちょうど私なんかと同世代ですね~。
で、どれもおもしろいんですよ~。
【赤塚不二夫】VS 【永井豪】なのだ!
なにせ、子ども時分に最初に憧れた職業が漫画家だった私。
赤塚不二夫さんの『まんが入門』でペンや墨汁、ケント紙などの道具を文房具屋さんで買いそろえた私ですからね~。
当時の私は、永井豪さんのギャグ漫画が大好きで、腹抱えて笑ってたんですよね。
谷岡ヤスジさんも好きだったし。
永井先生いわく、当時人気を博してた、永井先生が描く残酷やエロをフィーチャーしたギャグ漫画について、当時赤塚先生からある日突然呼び出し食らって・・・。
「(漫画は子どもが読むんだから)こういうエロや残酷なものは描いちゃダメ!!!」みたく説教食らったということなんですよね。
で、「赤塚先生は自分が描けない漫画に嫉妬してるんだな。よし、赤塚先生に描けない漫画を徹底的にやっていこう」みたく永井先生は思った、と・・・さすがデビルマンの作者。豪ちゃんの発想、やっぱすごいっす。^^;
まさに、赤塚テイストとは違う永井テイストに、当時の私は引き付けられたわけなんですけど。
【赤塚不二夫】に改めて共感したのだ!
でも、今回改めて赤塚さんのことを本で読んでみると、すごく共感させられる部分が多々あって。
なんというか、「人間としての、生きるスタンス」とでもいいますか。
作品の舞台裏のみならず、赤塚さんが当時どういう想いで作品を生み出してたかってのがわかって、実に興味深かったですね~。
で、その裏には、赤塚さん独特の「人間観」とか、「人間愛」があったんだなあ~、と、改めて感じたわけなんですよね~。
ん~、これも、あえてここで詳細に論じるつもりはないんですけどもね。
個人個人で感じるものは違うと思うんで、実際にお読みいただくのがいいかな、と。
だから、引用とかもあえてしませんけども、3冊ともいい本でした。
「こういうふうに生きたいなあ」って思わせられるものが、上の3冊にはたくさん含まれてるのは確かなんですよね~、私にとって。
下は、昭和世代にはいわずとしれた赤塚不二夫さんの代表作!
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