【宇宙戦艦ヤマト版キャプテンハーロック】裏番組ハイジ人気で、打ち切りでボツになった松本零士キャラ!

※画像はイメージですが、ONE PIECEでもドクロベエでもありません w

君は見たか?【宇宙戦艦ヤマト版】キャプテンハーロック!

キャプテンハーロックといえば、松本零士先生の代表的なキャラクターですよねえ。

『宇宙海賊キャプテンハーロック』以外にも、さまざまな松本零士作品に登場しているキャラクターなことは、皆さんよくご存じでしょう!

 

私の中では、『宇宙戦艦ヤマト』の沖田艦長とともに、松本零士先生のテーマと思しき「男とは」が凝縮されたキャラクターがハーロックだったという認識ですねえ。

 

タメゴロー
タメゴロー

ハーロックの下のような名言に勇気をもらったという方も多いようですが・・・

私もその一人です。

タメゴロー
タメゴロー

私、体質的に酒はほぼダメなんですけどね~ 。

タハハ・・・^^;

 

ところで!

そのキャプテンハーロックが、オリジナル(通称パート1)の『宇宙戦艦ヤマト』(1974年)に登場予定だったことをご存じでしょうか?

 

タメゴロー
タメゴロー

いまや意外と知られていない感がありますが、今回はヤマト版ハーロックの衝撃の事実(なのか?)を述べていきます~♪

 

【宇宙戦艦ヤマト版キャプテンハーロック】は、なぜボツに?

『宇宙戦艦ヤマト』(1974年・通称パート1)といえば、当初全39話の予定ではじまったものが、1クール短縮されて全26話の放映となったというのはファンの間ではよく知られたお話です。

理由は、裏番組の『アルプスの少女ハイジ』に押されて視聴率が低迷したためといわれています。

 

実際、『ヤマト』作画監督のお一人だった白土武さんのお話で・・・

「家へ帰ると娘が『ハイジ』を見ているんだ。『ヤマト』にチャンネルを変えると泣き出すんだから、こりゃまいったなと思ったよ」(引用元:「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気)

 

まあ、お嬢ちゃんじゃ『ヤマト』より『ハイジ』でしょうねえ・・・。^^;

で、全39話段階のプロットで予定されていたのが、キャプテンハーロックの登場だったというわけです。

 

タメゴロー
タメゴロー

もちろんこれは『ヤマト』ブームに端を発した「松本零士ブーム」で『宇宙海賊キャプテンハーロック』などが制作されていく以前のお話です。

 

その宇宙戦艦ヤマト版ハーロックには設定画が存在しており、当時のアニメ雑誌(『月刊OUT』)にも(出るはずだったキャラとして)バストアップの設定画が載っていました。

今回、こちらの記事も参考にさせていただきました。

左が松本零士氏によるラフ、右はキャラクターデザイン・作画監督の岡迫亘弘氏による設定画のようです。

ハッキリいってカッコよかったので、登場しなかったのを残念に思った次第です~。

 

タメゴロー
タメゴロー

『ヤマト』でのハーロックの艦(ふね)は、デスシャドウ号でもアルカディア号でもなく・・・「ファントム号」なる名称が予定されていたようです。

 

下のように、当時のヤマト記事(放映開始前ですね)でもハーロックが登場しています。

 

下はロッテのガムで、ヤマト関連商品にも登場していたのですね。

 

タメゴロー
タメゴロー

『ヤマト』でハーロックの登場が実現していれば、今や松本零士の代表的なキャラクターとして認知されているキャプテンハーロックのTV初登場となったはずだったわけです。

 

これについて、当時のアニメ雑誌(これも『月刊OUT』?)では、「26話になった段階で、ハーロックは自然にボツになった。松本零士さんも残念そうだったが、中途半端には出したくなかったようだ・・・」のような記述があったのを記憶しています。

 

【宇宙戦艦ヤマト版キャプテンハーロック】の正体は!?

もうネタバレも何もないと思うので書きますが・・・

宇宙戦艦ヤマト版キャプテンハーロックの正体は・・・な~んとなんと(w)、古代守です。

 

タメゴロー
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戦死したと思われていた古代守がハーロックとなって登場し、イスカンダルへの航海途上のヤマトの危機を救うことになっていたようです。

 

ヤマト版キャプテンハーロックは、ひおあきら氏(下左)と聖悠紀氏(下右)のコミカライズ版にはアニメ設定画に近いビジュアルで登場。

 

本家・松本零士版の漫画では、黒いマントで全身を覆った姿で、その正体は古代守と思しきものの、全身がサイボーグ化されている、という設定でした。

 

タメゴロー
タメゴロー

石津嵐さんの小説版(原作アニメとはかなり違うお話)にもハーロックは登場していましたが、ビジュアルがあったかどうかは覚えていません・・・。^^;

 

【宇宙戦艦ヤマト版キャプテンハーロック】の声は、広川太一郎?

古代守が正体なのですから、広川太一郎さんがヤマト版キャプテンハーロックの声を担当される予定だったのだろうと推測します。

あの声では、古代守がハーロックの正体なのはバレバレになってしまうと思うのですが・・・。^^;

 

タメゴロー
タメゴロー

『Mr.Boo!』のようなハーロックならバレないでしょう(爆)。

 

私の記憶が確かならば(w)、『宇宙海賊キャプテンハーロック』でのハーロックの声優として、広川太一郎さんが自分から出演オファーをおこなったということがあったかと思います。

これは当時広川さんがパーソナリティーを務めておられた深夜ラジオ番組『男たちの夜…かな!?』で語られたことで。

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声優・広川太一郎さんの深夜ラジオ【男たちの夜・・・かな!?】 まあ、ランダムに取り上げていきましょうかねえ。 『男たちの夜・・・かな!?』 は、ラジオ関東(今はアール・エフ・ラジオ日本っていうらしい)で放送されてた深夜ラジオ番組なんで...

 

「ハーロックの役をぜひ広川さんにやってほしい」というファンの強い声に答える形で、広川さんが名乗り出たとのことでした。

 

タメゴロー
タメゴロー

ハーロック役はご存じの通り井上真樹夫さんになったので、井上さんのハーロックももちろんよいのですが、広川さんのハーロックも見てみたかったなあ、と当時思った記憶があります~。

 

松本零士先生、夢とロマンをありがとう!

最後に・・・

この記事を準備している最中、松本零士先生がお亡くなりになりました。

 

松本零士先生のおかげでアニメ好きになりました。松本零士先生がいなければ多分まだアニメって言い方でなく、テレビまんがだったかもしれませんね!(この記事冒頭の「酒でも飲んで・・・」のハーロック名言に寄せられた返信です)

 

たしかに、「テレビまんが」を「アニメ」にしたのは、まさにヤマトの功績であり松本先生の功績だと思います。

私も松本作品から、夢とロマンをもらいました!

感謝です!

 

タメゴロー
タメゴロー

君が真の男なら、この艦(ふね)に乗れ!

 

松本零士先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

合掌

 

 


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